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2011.
12.
07
00:15:13
藤堂がこの世界に飛ばされてから数日が経った。
その間何か変わったことがあったかといえば、実はそんなことはない。相変わらず元の世界に返る手がかりは見つかっていないし、かといってこの世界の沙樹の日課がないがしろにされていたわけでもない。日中は学校に行き、放課後は生徒会の仕事が無ければ家に帰り、いつものお稽古に励む。宗像は揚羽にそれとなく話を聞いてくれたらしいのだが、目立った成果は上がらず、ただただ彼女が藤堂のスケジュールを事細かに把握していたことがわかったくらいのものだった。 これでいいのだろうかと思うことばかりであったが、出来ることが何もないのだから仕方がない。何も出来ないならただ、日々必要とされることをこなしていくばかりだ。しかしその必要とされるものの中に、決定的な欠損があることだけは相変わらず頭を離れることはなかった。 しかし、それまでと全く変化が無かったかといえば、そういうわけでもない。 「ひとりか?飯食いに行こうぜ」 あからさまに視線が集まることはないが、それでも昼休みのチャイムが鳴って緩んでいたはずのクラス中の注意が、その声の主に集まるのが気配でわかる。 あの夜以来、聖は昼休みになるとこうして藤堂の元へ訪ねて来ることが多くなった。しかしながら、彼女が元々実に注目されやすい人物であることもあるが、その聖と恐らく最も関係の悪いであろう生徒会の長が仲良く歩こうものなら尚のこと周囲の関心を惹くことになるだろう。現にこうして聖が訪ねてくると教室の外にアイドルの出待ちよろしく人だかりが出来ていたりすることさえあった。もっとも、それも聖の一睨みで追い散らされて二度と彼らが集まってくることはなかったのだが。 「お姉さま!今日はお弁当を・・・あら?」 おさげを揺らしながら走ってきた揚羽は、藤堂の傍らに立つ聖の姿を見て身を硬くするのだった。
Posted by 泥龍 (clay_d7890)
comment:2 trackback:0 [押忍!] thema:15、16歳位までに童貞を捨てなければ女体化する世界だったら - genre:小説・文学
2011.
11.
24
20:17:10
2011.
11.
24
20:16:28
〜あらすじ〜
ある朝目覚めると、女の子に変わっていた優輝。 男女の身体の違いに初めは戸惑うものの、異様に兄妹愛の強い兄・樹や周囲の助けもあって徐々にその生活にも慣れていく。 そして徐々に樹に対する信頼を深めていく優輝、しかし、いつしかその気持ちは本人も気付かないまま形を変えつつあった・・・ 〜目次〜 ・第一回/朝、兄と、通学路にて。 ・第二回/昇降口、衝撃の、再会。 ・第三回/冷たい風、親友、丸坊主。 ・第四回/昼休み、三人組、客観的に見た兄。 ・第五回/変な奴、自分では気付かない自分、新しい友達。 ・第六回/夕暮れ、親友、揺さぶられる気持ち。 ・第七回/暗い部屋、思い出、兄というもの。 ・第八回/校舎、逃避行、サボタージュ。 ・第九回/幼馴染、昔話、変わらないもの。 ・第十回/折り返し地点、パンツ、伝わる気持ち。 ・第十一回/女同士、出せない返事、二枚のチケット。 ・第十二回/デート、遊園地、企み。 ・第十三回/大集合、女の気まぐれ、男の意地。 ・第十四回/昼食会、悪ふざけ、脱出。 ・第十五回/ごめんね、ううん、がんばるよ。 ・第十六回/ひとり、冷たい闇、焦燥。 ・第十七回/荒い息、理解できない気持ち、冷めた料理。<New! ・第十八回/執筆中...
2011.
11.
09
18:03:52
放課後、安芸野揚羽の奇妙な追跡をなんとなく撒き、何の収穫も得られぬまま生徒会室を出て家路に就いた藤堂は、夕闇の迫るいつもの神社の石段を全速力で上り下りしていた。この世界の沙樹にとってはわからないが、少なくとも応援団長藤堂魁にとっての日常的なストレス解消法である。
(未熟・・・未熟・・・!) 藤堂は、自分が応援団長であることを誇りに今まで生きてきたし、その名に恥じない人間となることを思い努力してきたつもりだった。しかし、応援団という自らの足場となる存在をなくしたことで、これほどまで不安に苛まれる自分が許せなかった。自らが応援団という組織を支えているつもりで、実は自分の方こそそれに支えられていたのだと見せ付けられた気がした。 このままでは、例え元の世界に戻る方法がわかったとしても、どうやって仲間たちに顔向けすればいいのかわからなかった。 (・・・まだ、帰れない) いつしか藤堂は、そんな風に考えるようになっていた。 何十往復目か、または何百往復目か、流石の藤堂も力尽き、石段を上りきったところで境内の石畳に仰向けに倒れこんで荒い息を吐いた。ふと確認してみると、両手足がいつの間にやら泥だらけの土だらけになっていて、その汚れの下には無数の擦り傷やあざ、切り傷。 「・・・こんなんじゃ家に帰れないな」 自嘲するようにそう口にして、境内を覆う木々の葉がささやかな風に揺れるのを見上げながら藤堂は目を閉じた。 このままそよ風の中で、霧みたいに散っていければ楽なのに。 ・・・なんて、ちょっと女々しかったかな。 いくつもの朝と夜を経て、深い森の中、自分の体がゆっくりと風化し、春には緑のツタに覆われ、夏には綺麗な花が咲き、秋には舞い落ちる紅葉に覆われ、冬には雪化粧で包まれるだろう。そしてまた新たな春が訪れたとき、柔らかな日差しの中、きらきらと輝く澄んだ雪解け水に乗って、ゆるやかに土に還っていくイメージ。 このまま、ここで眠ってしまおうか。それもいいかもしれない。 しかし、ある気配が近くで蠢くのを感じたとき、藤堂の意識は元の神社の境内に戻される。 気配は石段の方角からでなく、その反対側、神社の本殿裏の茂みの方向から近づいてくるようだった。茂みが荒々しく踏みしだかれる音を耳にしたとき、藤堂はとっさに自らも近くの茂みに身を隠した。そのまま息を殺して、現れる人物を窺う。 このオハナシは以下のスレッドからアイディアをお借りしています。 2ch:ニュー速VIP板【15,16歳位まで童貞を捨てなければ女体化する世界だったら】 小説まとめ→ http://www8.atwiki.jp/tsvip/ 避難所→ ttp://jbbs.livedoor.jp/study/7864/ (現行スレッドに関しては避難所を参照願います)
Posted by 泥龍 (clay_d7890)
comment:2 trackback:0 [押忍!] thema:15、16歳位までに童貞を捨てなければ女体化する世界だったら - genre:小説・文学
2011.
07.
02
01:26:23
このオハナシは以下のスレッドに投稿された小説を作者さんのご好意で転載させていただいたものです。 2ch:ニュー速VIP板【15,16歳位まで童貞を捨てなければ女体化する世界だったら】 小説まとめ→ http://www8.atwiki.jp/tsvip/ 避難所→ http://jbbs.livedoor.jp/study/7864/ (現行スレッドに関しては避難所を参照願います) |
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